エゴイスト・ラバーズ [土銀]


(攻め攻めな土方さんサイド。
性格の参考は幕末の感じで。
嫁好き過ぎでマヨ卒くらいな感じ。
あんまりアツいのか
銀さんテレ逃げしてます。)


今日も俺は俺で居て
嫁と会う。

俺たちは全く違うようで
ナニからなにまで
似ていて。

磁石みたいに結局ひっついた。

そして何度も何度も
銀と会って絆の糸を結んでいく。

アイツが機嫌が良いのを抑えたような顔で
オレに言った。

「べーーーーーつにぃー
土方くーんが心配して言ってくれなくても
大丈夫だからねぇ~ 銀さん~
これでもみそじ近ぇおっさんだからね~」

最近よく世話をやいたり過度に気を使うと
口を尖らして言う銀時。
はっきり言ってそういう銀時の言い方とか
仕草とか独特のリアクションを
好きで好きで楽しんでる
自分がいるのも事実で。
銀時と会った後は
書類の束がいつもの3倍速で片付いていく。
自分はきっと軽やかな表情をしているのだろう。
机で書類と格闘していると総悟が
オレの背中に軽く触れる。

「今の土方さーんは嫌いでさー
旦那にあまあまにされてて
鬼畜なまでの持ち味が
薄れていますからねぃ。
さっさと旦那とわかれろぃ。
やーい」

どうやら総悟は幸せな俺が気に食わないらしい。
だが俺は知ったこっちゃない。
俺は恋人として銀時が好きなのだから。
総悟はかわいい後輩であり弟でもあり
過去の恋人の縁者でもあり
一緒に戦っている仲間だからこそ
気があると知っていても相手にはしなかった。
書類を終わらせて
「ん?銀と分かれる?
それはできねぇな。」
と軽く笑い部屋を移動した。

俺は結局人にどうこう言われたからたびたびと
ガラリと思考や好みが変わるような
優柔不断な人間ではないらしい。

心に絶対微動だにしない大黒柱が
ひとつあって、それに銀との相合傘を書いたから。

銀時を一途に愛しくていいやつで
大事で好きなやつだと思う。
銀時はうぜぇと突っぱねることだろうが
恥ずかしがって振り払う仕草も見事に
かわいいもんだと思う。

「気にしなきゃいいだろ。俺なんて」

気にして欲しいから言うんだろって
とっくの昔から思っていた。

「いいよ、何もしなくてさ。」

本当は手を差し伸べてほしいのも
分かっていた。

俺ができること・・・・
銀時の弱さをわかってただ理解して
ことばも涙もひっくるめて抱きしめてやる。

銀時が甘いケーキより俺を求めれば
きっと銀時の心の歪は埋まるなんて
ただの俺のエゴだろうか。

いや、エゴじゃない。
いつもあいつは俺へのみやげに甘いケーキを持たすようになった。
俺が食えるかどうか、総悟がタバスコを仕組むかはさておき、
銀時は人に奢るようなヤツではないらしい。
明らかにあいつは精神的な成長をしている。

どんな嫁になっていくのだろう。
本当に幸せな妄想ばかりが広がっていく。

ザキの声が通り過ぎる。
「もうマヨ在庫ないですよー」

そういえば最近マヨを使っていない自分にも
驚く番だった。


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