眠れない夜メールする土銀

「土方サイド」


脳内に鮮やかにこびりつく

あいつの笑顔 声


現実に今傍にいない灰色の事実が

俺を苦しませて眠れない。


そんなときに携帯がなる。


無線のような独特の音

トランシーバーみたいで楽しいかなと

思って設定しておいた。


高速のスピードでメールを確認する


文章をみるとヤツの悩んで涙する顔が浮かぶ

今度はイライラして寝れない。

俺の大事なやつを何故傷つける。


また無線のような音がなる


「俺もてめぇが好き過ぎて寝れないんだ」


俺だけじゃなかったんだ。


好き過ぎて眠れなかったのは。


安心したら急に眠くなって寝てしまい、

結局悩み事をとことん聞いてやれなかった。

さみしいとは思わない。

あいつが傍にいないことに対する

こころの片隅の黒さが滲んで寝れないだけだ。

決してさみしいなんて言いたくない。



「銀サイド」


何をみてもうわの空で死んだような目も悪化して

だけど日に日に強くなっていく

「十四朗に会いたい」

仕事で忙しくて会えないのは脳では知っている。

だけど与えられた蜜を俺のすべてが忘れられないと嘆く


・・・限界


無意識に十四朗にメールをいれてた。

好き過ぎてどうしょうもない想いを託しながら

悩み事を打ち明けていた。

十四朗なら・・・わかってくれる。

絶対にわかってくれる。


十四朗は思った通りに俺のために

メールを返信してくれた。

俺なんかより口ベタなのに一生懸命

俺がまた元気を取り戻せるように気を使った文面で

思わず本音がでた。


「俺もてめぇが好き過ぎて寝れないんだ

・・・十四朗に傍にいてほしいんだ。」


その後メールが来なかったが

十四朗のことだ。

なにかが解けて眠りの世界に入ったんだろうと

思うと微笑ましくて仕方がなかった。


俺は十四朗の優しく一生懸命話を聞いてくれるところが

愛おしくて仕方がない。


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